2013-01-01から1年間の記事一覧

年賀状2014年

実はまだ何も考えていない。今までトンボを作っていた。 バランストンボは名前がよくないので、「おはようトンボ」と呼ぶことに決めた。 勝手に決めた。 「ただいまトンボ」や「おやすみトンボ」の候補もあったが、やはり「おはようでしょう」とささやく声が…

ロケットストーブを作ってみた

さすがの天草でも表での作業が寒くなってきた。 オイル缶で作るロケットストーブという話は、以前から聞いていた。燃料が少なくて済む。煮炊きができる。せっせと作っては、東北の被災地へ送り届けている人がいることも知っていた。それから、東京から来たキ…

かっこちゃん、イルカに乗る

写真は、12月22日朝です。 天草空港は一面に霜が降りていました。顔を出した太陽が、霜を溶かしていきます。 昨日の講演を終えたかっこちゃんが、イルカ号で福岡へ飛びます。 講演の間、ぼくは駐車場係。車の多いこと多いこと。 これ以上は一台も入れません…

ネコと看板描き

外は冷たい雨で、風も吹いてきた。 土曜日に迫った『かっこちゃん講演会』の看板をネコと格闘しながら、描く。軟弱な与作は一度怒ると引っ込んでいるが、元気のいいチビネコは走り回る。 頭をひっぱたいて放り出しても、表をぐるりと回っていつの間にか帰っ…

三匹そろい踏み

ストーブの前は猫たちに占拠されている。 猫たちの圧力に負けそうになる。 困ったことだ。与作とチビネコは横になってジャンケン遊びを始めた。

久々の海

午後から、海側の道を選んで友人の家へ行った。 この場所へ来たのも久しぶりだ。 車を降りて、浜辺を歩いてみる。使えそうな流木は、ない。トンボが止まるための小枝を少しもらった。 午前中の植村先生の話を思い出していた。 「僕の親父は、すべて検定で資…

極楽トンボ

この国の中を極楽トンボが飛び交っている。放射能汚染、そういわれてもてもねえ。仕事もあるし、すぐにこの地を離れられないし。特定秘密保護法案、でもねえ、清く正しく生きている私には関係ないでしょう。 多分、あなたは何もわかっていない。 10年後と…

三匹の猫

外は冷たい雨で、仕方なく部屋にシートを広げて竹とんぼを作っている。 与作とチビスケの二匹だけならまだしも、チビネコが加わって三匹となるとさすがにうっとうしい。 チビスケなどはずっとぼくの椅子を占拠している。 たまに起きだして餌を食い、水を飲ん…

とぎやとぎ

奥深い森の中では、ツワブキの花がまだ咲いていました。 遅く咲いたゲンノショウコの花も。 今日はカミさんの誕生日でした。 山から帰ってきたら、 「あの絵を見てたの」とカミさん。 「えっ?どの絵?」 「一番左側の絵。題名が書いてないけど」 「そうね。…

バランストンボを作ってみた

試行錯誤すること2日。 今日、ようやくできた。 このトンボ、口ばしの一点でバランスを保つ。 羽の取り付け角度と厚みが問題だった。ユラユラと揺れながらも、落ちそうで落ちない。「あんたの人生みたい」 カミさんに言われそうだ。

裁判結審と熊本城

路木ダム裁判結審の日、開廷までには相当時間があったので、熊本城を歩き回っていました。熊本地方裁判所と熊本城とは、とても近いのです。裁判所から歩いて5分も坂を下れば、熊本城の入り口があります。坂道には無数のカシの実が落ちています。カシの木は、…

誕生日のころ

この時期になると北西の季節風が吹き始めて寒くなる。昼の時間が急に短くなり、日本海側の気候の影響を受ける天草では、曇りや雨の日が多くなる。 ズボン下をはき、セーターを引っ張り出す。灯油を買ってきて、ストーブに火が入る。 里では、柿が熟し始め、…

路木ダム

こうして、山間の川には、ついにダムができた。 2013年10月1日からは、出来上がったダムに水を貯めはじめた。 このブログに書いていた『現代口上瓦版・路木ダムの巻』を思い出す。 2009年とあるから4年前だ。 こんな話だ。 まったく、恥ずかしくって夜も眠れ…

石木ダム反対集会と水源連総会

土曜日から長崎行。 長崎原爆資料館ホールでの石木ダム反対集会に参加。目的は、路木ダム裁判の結審を11月20日に控えて、署名集め。資料館の通りの向かい側にはいくつかの句碑が建つ。 その一つ。平和の少女の像も。 福島の子どもたちを思う。長崎の経験は生…

街中ギャラリー最終日

やっと終わった。 この5日間で売れた竹とんぼは、262本。ぼくにとっては、画期的な数字だ。子どもの笑顔に励まされた5日間だった。午後3時には、段ボールキューブの解体開始。 段ボールハウスは、ゴミ収集車に積み込まれて焼却場へと行った。写真は、昨日の…

街中ギャラリー中日

写真は、昨日あった日比野克彦氏のダンボールキューブ制作の実演。完成はこちら。 今日、ぼくはアーケードのほぼ中央部分に場所を移した。ブースから見える光景はこんな風。昨日売れた竹とんぼの数が、約60本。今日は、70本近い数が売れた。初日と合わせると…

街中ギャラリー初日

初日、金曜日ということもあって人出はイマイチ。 したがって竹とんぼの売れ行きも、イマイチ。天気だけは上々で、露店日和。夜は丸尾焼で懇親会。のどの手術で声帯をなくしたおじいさんと筆談していたら、 「この人は、私らからしたら神様みたいな人です」…

街中ギャラリー

11月1日から「街中ギャラリー」が始まる。 展示用の移動式棚を作った。真っ先に登場したのは、チビネコだった。チビネコは、やはり独特な猫だ。 裏の酔っぱらいのところと、うちとをほぼ3対1の割合で行き来している。加工されたキャットフードではなく、その…

灰の降る街

鹿児島、桜島。 見ている間にも噴煙が上がる。桜島そのものは漂う火山灰で見えない。 二年前にやはり鹿児島に来たことがあった。桜島を正面に見る鹿児島県庁は、いたるところ灰が降り積もっていた。ちょうど二年前の10月、イさんと一緒だった。 彼女は、警告…

木目石

木目石と呼ばれる石がある。名前の通り、石に木目様の模様がある。 天草の西海岸は陶石の産地だ。この木目石は、磁器を作るさいの原料でもある。 それから、刃物を研ぐ砥石にもなる。 天草西海岸にごろごろしているこの石は、てっきり西海岸の荒波にもまれて…

⁂変化する点描画

居間に一枚の肖像画がかかっています その肖像画は 細かな点描からなっていて もうずっと見慣れたものなのです 家族はこの肖像画の下で暮らしてきました 赤ちゃんが生まれて 暑い夏が来て 雲が風に飛ばされ 金木犀が何回も香り 母親が大きな手術をし 渚にあ…

暗いことが多い中、先の展示会での、この子の笑顔に救われている。 かれは、帰る時まで繰り返し、繰り返し、竹とんぼを飛ばした。嬉しそうに、少しづつ上手に飛ばせることを自慢するように。 あまりの嬉しそうにしているものだから、記念写真を一枚、という…

展示会

知り合いのやきもの屋さんの軒先を借りての『竹トンボ』の展示即売会です。 子ども連れだと100%買ってくれます。 「一個だけですよ」 念をおすお母さん。 そうかと思うと、 「これとあれとこれと・・・・」と5本の竹トンボを握りしめてくる子どももいて…

パソコンが・・・

パソコンがだめになったのかもしれない。あるいはだめになる寸前かも。 昨日一日、電源が入らなかった。放置しておいたら、なんとか今日は入った。 買って六年目だが、寿命? 困った。基本、新聞もテレビもない我が家では、パソコンが情報源。パソコンに依存…

禍々しいもの

南の海から禍々しいものがやってくる。 反時計回りの巨大な渦巻きは周辺の海域から水蒸気をとりこみ、さらに成長し、北を目指す。 なんのために?と昔、父親に聞いたことがあった。 何のために台風は北を目指すのかと聞いたのだった。 父親は素っ気なく答え…

モヤシのひげ根

モヤシのひげ根はできる限りとることにしている。 以前、埼玉に住んでいたころ、ある中華料理屋さんで「野菜炒め」を食べたことがあった。店構えからして、ごく普通の中華料理屋さんだったが、出された「野菜炒め」に入っていたモヤシは、見事にひげ根が除い…

コノシロ

近くのスーパーで一匹59円のコノシロを5匹買ってきて刺身にした。大皿いっぱいの刺身だが、うち(三人)はこれくらいの量、一回で食べてしまう。今日のお昼は、このほかに栗ごはん、もやしと油揚げの味噌汁、おばあちゃん作の大豆の煮豆。それにしても、スー…

ネコを見ていて秋が来たことを知る。 朝晩が涼しくなった。それでも夜中の室温で26℃くらいだが、猫たちが俄然、食べるようになった。これから来る寒さに耐えるために食べるのだろう。まさに食欲の秋だ。 しかし、と思う。人間も動物なのだから、本来、寒さ…

十五夜

十五夜は苓北でした。 「右回りだとなんか疲れるとよ」 農家のミッちゃんの話。 畑を耕すのにトラクターに乗って右に回ると疲れるのだと。肩は凝るし、次第に気分が悪くなる・・・。 「北半球は、左回りが自然なのかも。台風だって左巻きでしょ」 「そうか。…

タコ焼き屋のおやじとの二人会話

海沿いのタコ焼き屋。 5,6歳くらいの女の子を連れた女性が立ち寄った。 「タコ焼きください」 女性はどこか都会風で、すましている。 「はい。いらっしゃい。ちょうど今、焼きあがったところで」 たこ焼き屋のおやじは女性に向かってニッと笑った。 「あ…