2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

山からの風

五月最後の今日は、気温は30℃を超えていたのではないか。 「お天道様は容赦ということを知らないらしい」(『レストランクロスケ』)を思い出してしまった。こんな暑さの中、山ではツツジが咲き始めた。自己主張をしすぎるわけではなく、しかし、スカーレ…

生き物たちの夏

畑の外側の地面に、蝶が4匹。枯葉かと思い危うく踏みそうに。寸前で飛び立ったので蝶だと分かった次第ですが、 どうもこの蝶、花ではなく地面から栄養分を吸収しているように見えます。 畑の作物はとりあえず元気に育っています。 最も成長が早いのが、トマ…

サルトリイバラまたは……

サルトリイバラまたはダゴの葉、父親の世代は「クァッカラ」。五月の節句に、まだ柔らかいこの葉っぱの上にダンゴをのせて蒸していました。母親は歳をとり、毎年作っていた五月のダンゴを作らなくなって何年になりますか。 月日は巡り やがて わたしのいない…

久々の路木ダム

湛水試験中のダムは、満杯。 今は、一日60センチを目安に水位を下げているのだという。 この状態から7〜8メートル水位が下がるらしい。水没の危機にある木々も救われると。 今日は長野県から路木ダム視察の一行が訪れた。途中、タラの木があった。 「あれ、…

満月の夜

満月の夜 何を語りましょうか 音もなく月は現れ 命の悲しさと喜びを空いっぱいに奏でる お嬢さん何を歌いましょうか何を歌いましょうか 天使までが立ち止まるこの夕暮れ 海の片方に陽は沈み もう片方からは金色の月 あなたは帰るのも忘れて 恋しい人が海で死…

森の書斎

お気に入りの場所はおのずと決まってくるもので、現在、ここがお気に入りの場所。 森の入り口。人と獣たちの境界。机と椅子があれば、そこが書斎。 蝶は自由に行き来する。人の領域、獣の領域。

詩の言葉は予言の言葉か?

今日一日、以前に書いた詩の一節を思い出していた。 郵便屋さんは 思い出したように町の便りを運んでくるけど 悲しい話や くらい話が 「私たちの家」を覆うことはない 『ムーラン・ルージュ』という何気ない詩だ。 ムーラン・ルージュはこう 言いたかったき…

フクロウの声が聞こえる

夕食がすんで、あまりの静けさにボ−ッとしていると、遠くで 「ホウ、ホウ」と声がする。しばらくして、また、「ホウ、ホウ」。 フクロウだろう。初めて聞いた。先日の夜には、台所の窓に何かがぶつかる音がした。食事中のことだ。外は三日月から2日ほど経っ…