小さな狩人

トカゲとジャミ ネコたちは動くものに興味を示し、片っ端から捕まえようとするし、実際、捕まえる。 蝶やトンボ、コガネムシなど生きて動いているものなら何でもありだ。 獲物を狙うチャップ 夏の空と普賢岳 7月に入った。東京オリンピックも秒読みの段階に…

曇天

まったく、近頃、太陽を見ることが少なくなってしまった。 雨は降ったり、止んだりで憂鬱このうえない。 牧水が歌ったのもこんな時期だったのだろう。 降るべくは降れ 照るべくは照りいでよ 今日の曇りは我を狂わしむ 大江で塩づくりをしていた「まっちゃん…

ネコの子どもたち

タヌキネコの子どもが、満開のドクダミの花の香りに誘われるようにやっと出てきた。 まもなく生まれてから2カ月になる。 タヌキネコの子ども1 どういうわけか、タヌキネコは玄関先でおっぱいを飲ませている。 おっぱいを飲む子ネコたち 赤、白、三毛と子ネ…

ヤモリ見参

ヤモリ 今年は、桜の開花が全国的にも異常に早かった。 今日は4月3日。表にしばらくいると汗ばむくらいだ。山の木々も新緑におおわれてきた。すでに春ではなく、初夏と呼ぶのがふさわしいようだ。 楠の新緑

40回目の頌徳祭

満開の桜と頌徳碑 今年が40回ということは、第1回は1981年ということだろう。 娘が生まれたのが、1978年。それから一年くらい経ったころだったか、当時住んでいた埼玉の公団住宅で、天草の苓北火電建設反対運動の中心だった松本豊秋さんのハンス…

タヌキネコ

イワウメの花 タヌキネコ このネコ、エサをねだりにやってくる。お腹が大きい。出産の日が迫っているように見える。 ある夜、タヌキのエサ場のあたりで初めて見かけた。懐中電灯で見て、小さいタヌキと思っていた。翌日の昼間に再び現れた。そこで初めてネコ…

春に

3・11から10年が経った。 春は、巡る。 わたしたちは記憶し続けねばならない。 同じ時間を生きたものとしての記憶。 タラの芽 春霞の普賢岳と海の道 お日さまが一番

ブッチのケガ

ブッチが後ろ足を引きずって帰ってきた。ほぼ一週間ぶりだ。 後ろ足は以前から痛めていた。それが少しづつだが、回復しているようだった。しかし、今回、かなりの重症に見える。 ブッチは三本の脚で歩いている。一本は宙に浮かせたままだ。 雄ネコの本能です…

このごろ

椅子占拠 風呂に入っていて今日が2月の最後の日だ、と気づいた。 で、シャンプーすることにした。この前のシャンプーは、多分2月の初めのころだったように思う。半ばころに、「つまんでチョキン」のカットをした。 1月の終わりに大腸検査をした。去年の検…

それぞれの成人式

雪の朝 強い冬型の気圧配置のせいで、天草でも昨日から冷え込み雪になった。 こんな中、アカは昨日の昼間に帰ってきたが、ホシが正月からまだ帰らない。もう、10日になる。 生まれたのが去年の2月の初めだったから、まもなく満一歳になる。体つきはすでに親…

牧水の歌

冬の雲仙普賢岳と湯島 年末から妙に若山牧水を思い出していた。 牧水は、宮崎生まれで延岡中学を経て早稲田へと進む。 ぼくが初めて牧水を知ったのは高校生のころで、教科書に載っていたいくつかの短歌に鮮烈な印象を受けた。 記憶のままに書き出してみる。 …

このごろ

山の中に住み始めてそろそろ7年になる。 何よりも静かなのがいい。ネコたちにエサをやっていて、ふと振り向くとタヌキがちょこんと座っている。 「オレニモクレ」 間違いなくそう言っている。 オレニモクレ お日さま独り占め 山の中の暮らし それにしても山…

竜宮の話

家の裏の柿 家の裏に柿の木があることは2,3年前に気が付いていたが、実がなったのは今年が初めてだ。少し前に風の強い日があって、葉っぱをきれいに落としてくれた。それで、初めて気づくことができた。 それにしてもこの国の政治はひどい。 「はやく芽を…

誕生月のころ

今日の雲仙普賢岳 十一月はぼくとカミさんの誕生月だ。この間、単に一日や二日のお祝いではなくて、ずーっとひと月お祝いにしようと昔むかしに決めた。お祝い月間だ。 猫たち恒例の「エサくれコール」。 網戸はボロボロになった。 ネコが戸を叩く あなたはわ…

ニシムクサムライ

ツワブキの花 4,5日前の夕方、スーパーの前の歩道でお金を拾った。 そこはスーパーの入口のすぐ前で、左手に宝くじ売り場、右手にはたこ焼き屋がある。これから買い物に入ろうとする70歳過ぎのおばあさんとほとんど同時に見つけた。 「あ、お金」とおば…

生産性ということ

17夜の不思議な月 昨日は一日冷たい雨が降っていた。 雨は、夕方には止み、夜遅くには雲の中に月が現れた。 改めて「生産性」なるものを思い出している。 杉田水脈や植松被告を持ち出すまでもなく、生産性ということは、日本人の中に深く根付いているのか…

やっぱ、あったかいにゃ。 寒くなってきた。 昼間はいいが、朝晩は室内でも13℃くらいまで冷える。 車の後ろのドアを開けておくと、いつの間にかネコたちが入り込んでいる。 夜寝る場所として、風が防げて、暖かい場所が必要になってきた。 秋のキリシタン…

車の上はネコ盛り 何気ない日常だが、ネコの世界もいろいろあるようで、写真の中央でウィンクしているネコは、先週木曜日から出かけていて、約一週間ぶりに昨日帰ってきた。どこへ行って、何をしていたのか、まったく分からない。帰るなり「ワォ、ワォ」と叫…

巡るということ

木陰のネコ 急に朝晩が冷え込んできた。 よく晴れた午前10時ごろ、ネコたちは絶妙の位置にいる。 10月初旬の今、光と影のバランスのとり方が実に絶妙なのだ。 なぜか、『キョンキョン』を思い出した。 それはこんなふうに始まる。 キョンキョンは、小学…

ウソと政治と秋と

秋の雲 いつの間にか秋になった。 この分では、いつの間にか冬になるのだろう。 いつの間にか民主主義が壊され いつの間にか戦争へと向かうかもしれない。 日本学術会議の6名が任命を拒否された。 このことについて橋下徹が独特の論法で混ぜっ返す。 この男…

ネコの居酒屋

ネコの居酒屋 猫の居酒屋 アンコとキナコがどうしてもと誘うから行ったのだが、どうも最初からいやな予感がしていた。 「いろいろとお世話になっていますから」と、アンコがきちんと前脚をそろえて言うものだから、ついうなずいてしまった。 「それじゃ、行…

夏の終わり

ヒガンバナ 暑さもとりあえず終わった。今日は曇りではあるが、室温は23℃のまま上がらない。明日の朝は、19℃まで下がる予報。 今日、久しぶりに海へ行った。 海辺を歩いて、流れ着いた流木の中から2m位の板を三枚、持ち帰った。これでネコたちの、これから…

ゴメン

ミッケ一家 〇印のネコは、どうもお父さんらしい。ミッケも子ネコたちもごく自然に受け入れている。いつとはなしにミッケ一家の一員になっていた。 ところがこのネコ、病気を持っているらしく肩の毛は抜けているし、腰のあたりはガリガリに痩せている。歳も…

台風の朝2

台風10号は通り過ぎて行った。 なんとか生きている。 しかし、と思う。今後の台風は日本列島の四国から関東までの太平洋側を襲うだろう。それも、中心気圧920hpなどが特別でもなんでもなくなっている。 ご用心あれ。 台風の朝のつづき。 台風の朝2 先…

台風の朝

猛烈な台風が近づいている。 台風9号が通り過ぎたのは、つい先日のことだ。 8号からだから、まるで「ホップ、ステップ、ジャンプ」だ。当然、最後のジャンプが最も強烈ということになる。 ネコたちは珍しく小屋の屋根にいる。このあと風雨が強くなったら屋根…

月と台風

不気味な月 台風9号が沖縄の南にあって、北上の様子だ。 明日の夜から明後日にかけて沖縄本島を通過し、一気に北上する。 中心の気圧は925hp、最大風速は70mにまで達する予想だ。先の台風8号は中国大陸よりのコースだったために九州への影響は、ほ…

ネコは車がお好き、あるいはナンセンスということ

屋根の上のネコ 以前、ナンセンスという言葉が流行ったことがあった。 そんな時代のナンセンスなお話。 エレベーターガール 隆盛を誇ったデパートにも陰りが見え始めた。 この「しあわせデパート」も例外ではない。 エレベーターガールの植木かおりさん 「み…

暑さ対策としての散髪

あまりの暑さに髪を切った。 ボサボサの髪を短く切ったら少しは涼しくなるだろう。 しかし、暑さはいっこうに変わらない。いったい、なんど経験すればわかるのか。 いわゆる床屋に行ったのは、19歳が最後だった。以来、髪は自分で切っている。鏡は見ない。…

75回目の敗戦の日

8月15日は終戦記念日だとぼくらも教わってきた。 ちなみに「ぼくら」というのは、昭和30年代から40年の初めにかけて、小・中・高校を過ごしたもののことだ。 どうも日本人は物事を正面から見ようとしない。すぐにオブラートに包んでしまう。そして、…

暑さの夏

まったくもって暑い。 しかし、暑いのは天草ばかりではない。昨日から今日にかけて、関東や東北でも暑かった。昨日は富山で38℃と、今日は40℃を超えた地域もあったと。 コロナもあり、さらに政治の無策が追い打ちをかけたこともあり、列島全体が茹でダコ…