2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「珍味」

こんばんは お久しゅうございます 今日は珍味について話させてもらいまっせ なんか、ものすごく、鼻息あらいな そか、わしな、3日寝なんと考えたんや 嘘つけ、昼寝て、夜寝て、朝寝して、たまに起きたと思うたら夢見とる こないだ、そういったばっかりじゃ…

不評な子守唄

坊や ねむるな ねむれば 坊や おまえの父さん いなくなる 坊や ねむるな ねむれば 坊や おまえのかあさん いなくなる 坊や よくおきき よくみて 坊や 正しいことは とおらない 坊や この世は 悲しみ あふれ 幾百年と かわらない 坊や ねむるな ねむるな 坊や…

 スローな運動にしてくれ

わしはな ずっとここで暮らしてきた 何もかも わかっとる 最近 具合が悪かった 病院に行ったら 心臓肥大だといわれてな 体が ふうわ ふうわ する わしの たましいの半分は 地上を離れたのかも知れん なに そっでもよかと わしがいいたかとは もちょっと ゆっ…

「スローフード・スローライフ」

こんばんは お元気ですか おこんばんは 寒うなりましたな おい、お客さんに向かって「おこんばんは」はないんじゃないか 何でや 何でも「お」をつければいいというもんじゃないだろ。例えばだな、「坊ちゃん」というのはいいが、「お坊ちゃん」といったら馬…

あなたはわたしの名を呼んだ

〜恋する二人へ〜 あれはいつのことか 二人のあいだに 時が濃い霧のように立ちこめていたころ 静寂と喧騒とがめまぐるしく入れ替わっていたころ あなたはわたしの名を呼んだ だからわたしはきた そしてここにいる あなたのかたわらに

空想と現実

むかし、むかし、ロシアの小説家ドストエフスキイは、こういったそうです。 「空想的なものほど、現実的なものはない」 大学でのロシア文学の講義の時です。ロシア文学の講師は続けます。 この世界の理想を求めて走る若い青年に、もっと現実を見るようにと、…

しゃべるネコ

クロスケのやつ、どうも自分のことをネコとは思っていないようだ。 夜中の3時、4時になると決まっておれを起こす。 「腹が減ったからメシをくれ」 「外へ行きたいから窓をあけてくれ」 そのたびにおれを起こす。隣で寝ているカミさんは起こさない。 起こし…