路木ダム裁判結審の日、開廷までには相当時間があったので、熊本城を歩き回っていました。熊本地方裁判所と熊本城とは、とても近いのです。裁判所から歩いて5分も坂を下れば、熊本城の入り口があります。坂道には無数のカシの実が落ちています。カシの木は、万が一の籠城の際の食糧のためだったのかとも思います。
門をくぐり城内に入ります。
熊本城は確かに美しい様式の美を持っています。でも、この石垣作りに動員された石工たちを思います。そして、路木ダム裁判とは、この石工たちの叛乱でもあるのではないかと。
統治される側が、統治するものに対して行う異議申し立て。
判決は来年3月19日です。