ロケットストーブを作ってみた


さすがの天草でも表での作業が寒くなってきた。
オイル缶で作るロケットストーブという話は、以前から聞いていた。燃料が少なくて済む。煮炊きができる。せっせと作っては、東北の被災地へ送り届けている人がいることも知っていた。それから、東京から来たキムさんが盛んにすすめていた。

しかし、これまでは自分で作ろうというほどの関心はなかった。それに、そこそこお金もかかりそうだった。
それが、どういう風が吹いたのか、今年の冬、突然作ろうと思い立った。流木の切れ端がたまってきたこともある。去年までは何とかしのげた寒さが、身に応えるようになったこともある。要するに歳をとったのだ。

金がかかるのは煙突の部分だ。三個のパーツを使う。ホームセンターで買ってきた。〆て四千五百円也。

悪戦苦闘すること二時間半。
とりあえず形ができたので、火をつけてみる。
最初のころは、焚口から上へ出ていた炎が、煙突の方へ引かれていく。煙もほとんど出なくなった。これでいのだろう。

この後は、やかんを置いたり鍋を置いたりできるように、煙突を切り詰めて五徳を設置する。
明日からは小さな庭でのアウトドアが始まる。