日記

衣替え

例年、冬物のセーターや厚手のジャンパーなどはこの時期、クリーニング店に出していた。 ところが何が変わったのか、今年はうちの洗濯機でやる、とカミさんが宣言した。 セーター類は吊るして干せない。それくらいはぼくも知っていた。 「ざるに広げて干すん…

戦争が始まる

アメリカがシリアを攻撃した 巡航ミサイル59発を シリアの空軍基地に撃ち込んだ 毒ガスサリンを使って 一般住民多数を殺害したというのが アメリカのシリア攻撃の理由だ しかし真偽はわかっていない イラクでの「大量破壊兵器」と同じかもしれない ソ連が猛…

イモリの春

小雨が降る中、イモリを見つけた。 カメラを向けるとポーズをとるように首を上げた。 「おまえは冬の間どこにいたのだ?」 「・・・・・」 「去年見かけたのもこの時期だったけど、気温の変化は皮膚で感じるのか?」 「・・・・・」 「これからどこへ行く?…

ボラのたたり

昨日のこと、三枚におろして皮も引いてあり、あとは刺身に切るだけのボラを買った。 ボラは安く、庶民的な魚だ。一匹分で398円也。「刺身用」とシールが貼ってある。 それと、半額になっていた太刀魚の半身。半額だから火を通したほうがいいだろう。 ヨモ…

春の海

去年の12月からの看板を苓北まで昨日届けた。 ブロックの真ん中の穴に流木を立てて、メインの表札をやはり流木の板に彫り込んだものをつけた。大きさは60センチ×20センチくらい。 「黒で、てかてかしないのがいいな」という注文主の意向を尊重して、全体にく…

違和感のある春

この冬の寒さを生き延びたスミレが、最も多くの花をつけている。不死身のスミレと呼ぼうか。 にしても、この春はどこか変だ。6年前に東北で地震と津波があった。そして、原発が壊れた。 実は、その前の年の12月が僕の釣り納の時となった。ほぼ毎週のように行…

山桜がまだ咲かない

例年だとこの時期には山のあちらこちらで咲く白い山桜が見られるのだが、今年はまだ見られない。 山桜は、まだ蕾のままで沈黙している。桜の開花については、今年は東京が最も早かったのではないか。 たいていは、3月20日の頌徳際のころには咲き始めたソメイ…

与作の墓

畑の片隅に与作の墓を作った。ラヂオから流れるパク・クネ大統領罷免のニュースも、森友学園の話も、5月を機に南スーダンからの自衛隊の撤収の話もどこか空々しく聞こえる。 私たちが目指したものは、こんな低劣な社会ではなかったはずだ。 さようなら、与作…

与作の思い出

与作が昨夜、息を引き取った。 ほぼ、5年一緒に過ごした。正月までは元気だったのだが、1月の後半から急激に悪化した。 悟郎さんの往診が4回。こちらから行ったのが一回。昨夜、カミさんが帰ったのが夜9時半過ぎ。ぼくは、「ピース天草」の世話人会だったが…

初めて見る蛾

昼飯の準備をしていたら、天井からゴミのようなものが落ちてきた。 つまんだら動いている。どうやら蛾の一種らしい。それにしても不思議な格好をしている。まるでグライダーのようだ。 手のひらにのせて表へ出て写真を撮った。 まあ、見てください。 与作が…

2月最後の日は晴天

風は少し冷たいが、晴天。そして、木々や草花の半分以上が春に代わっている。 路木ダム裁判の最高裁決定が先日出た。控訴棄却。福岡高裁の、トンデモ判決が確定した。これで路木ダム運動は、事実上幕を閉じることになる。この運動から派生したムーブメントに…

春を探す

この時期になると、いつも春を探している。 膨らみ始めた木の芽。 日差しの中の小さな花々。 季節は巡る。 この写真は、クチナシ。

白黒の世界

朝から雪。白黒の世界。 一日、気温は上がらず。 新しい入れ歯はうまく噛むこともできずに。「春風や 闘志抱きて 丘に立つ」高浜虚子去年の年賀状に書いた虚子の句。 二十年前ならいざ知らず これが去年の賀状と知って愕然とする。 何を考えていたのか。訪米…

お日さまのチカラ

旧暦の正月を過ぎたあたりから、太陽の力が徐々に強くなっている実感がある。 やはり、旧暦が世界の実態と合致しているのだろう。 旧暦であれば、梅雨の真っ最中の七夕なんてこともない。山間の畑にもハコベの小さな花が咲き始めた。 畑の大根とチンゲンサイ…

オオイヌノフグリ

当時、埼玉の団地に住んでいた。 娘はまだ3歳か4歳で、団地に隣接する保育園に通っていた。そ、上野台保育園というところだった。 ちょうどこんな時期、庭に出た娘が叫んだ。 「あっ、オオイヌノフグリだ」 その言いようがおかしかった。周りにいた大人はあ…

先週は寒かった

朝、起きてから台所の温度計を見るのが日課になっているが、先週の寒さときたらなかった。20リットルの灯油が、一週間持たなかった。突然、0℃がきた。次の日が2℃。その次の日が3℃。車の窓ガラスは、もちろんガチガチに凍り付いていて、朝早く仕事に出る…

1:1:√2=10℃

台所に温度計があって、それから1メートル離れて石油ストーブがある。正確には温度計は石油ストーブの1メートル上方にあるので、√2の距離ということになる。その温度計が、昨日から10℃以上に上がらない。表は5〜6℃の気温だろう。 この寒さで、頼まれた看板も…

ほぼ、満月

ちょっと雲が多いが、ほぼ満月。しかし、寒い。 東北から北海道にかけては大雪だとか。 昨夜、ふとアフリカの子どもの話を書いてみようかと思った。 現在のアフリカではなく、千年前のアフリカ。そこで育っていく子ども達の話。通過儀礼という言葉があるが、…

空ばかり眺めている

最近、空ばかり見ている。 空の高いところにある、冬の雲がなかなかいいと思う。今日の雲は、おかしかった。 朝から地震雲のようなものが現れては消えていた。そして、夕方4時過ぎ、太陽が西に傾いたころに現れたのは、「逆さ虹」だった。 この虹、およそ5分…

どんな年?

2017年になった。 しかし、明るい展望は何も見つけられないでいる。トランプはこの一月にもアメリカ大統領に就任する。いや、ヒラリーがましだったというのではない。あの広大なアメリカで、トランプとヒラリーの二人が大統領をかけて戦う構図そのものが、劣…

てっぺんと、とっぺん

天草の言い方で、「てっぺん」と「とっぺん」というものがある。 この二つの言い方は、地域間での違いだろうくらいにしか思っていなかった。 でも、待てよ、と最近思い始めている。 「てっぺん」とは、垂直方向の最も高いところを意味する。山なら山頂だし、…

TPPについて

TPPの国会審議を聞いていて、毎回悲しくなる。 なぜ、あいもかわらず経済成長なのだろう。そのためには武器を輸出し、原発を輸出し、世界中に恐怖と不安を蔓延させる。 そうまでして、なぜ、成長なのか。世界には、まず経済があり、それを保証するために政治…

三日周期の天気

先週の金曜日、カミさんが大阪へ出張した。二泊三日の大阪旅。「同和教育大会」への出席だった。 この日の朝、ぼくはカミさんをJR三角駅まで送った。朝の通勤ラッシュで瀬戸橋付近が渋滞していて、三角駅にはギリギリの到着。この日、快晴。帰りに立ち寄った…

晩秋

11月はいろんなことがあった。 チビスケは小屋の屋根に上ることを覚えたし、19日には、老人たち?が集まって「ピース・パレード」なるものをやった。 さすがに、83歳になる刈谷さんは、集会に参加はしたが、「歩けません」といって帰った。 参加者は30人…

着の身着のまま

今日、65歳になった。 65年も生きてしまった。 この65年を表すのに、どんな言葉を当てればいいのだろう。 例えば、こんな言葉がある。 「着の身着のまま」身だしなみというものに全く関心がない。風呂は嫌いで、散髪屋にも行かない。そう、散髪屋に行…

大陶磁器展

今日が最終日だった。 カミさんと午後に待ち合わせて行ってきた。 最初に会ったのは、鹿児島の陶芸家。彼と会ったのは3年前だ。銀天街で陶磁器展に合わせてイベントをやった。そこへ彼は来ていた。そして、ほとんど、なにも売れなかった。彼のコーヒーカップ…

秋の日差し

太陽の高度が低くなった。 昼12時ころの我が家の居間の光景。 春の参議院選挙でできた市民ネットワークが、「戦争法の撤回を求める天草市民の会」として生まれ変わった。 それはその通りだけど、と僕がいちゃもんを付けた。それで、もっと親しみやすい名前…

チビスケ、はしごを上る

小屋の軒先にはしごが立てかけてあって、身軽な与作は、ここへ来た当初からはしごの上り下りをしていた。 しかし、チビスケがはしごを上ったのは見たことがなかった。そう、これまで一度も。 それが、今日上った。 2、3度ためらった後で、意を決したという…

秋のスミレ

このうちへ引っ越すまでは、スミレは春に咲くものとばかり思っていた。 それが、スミレは秋にも咲くのだということを知った。ちょうどツワブキの花が咲くころでもある。 紫と黄色の取り合わせはどうだ。 今日は、竜ヶ岳の外平海岸を歩いた。 打ち寄せられた…

雨の日曜日

さすがに肌寒くなってきた。雨の今日は、22℃から上がらない。 今日の夕方を中心に、種子島、屋久島で大雨が予想されている。熊本地震から半年、先週の金曜日には、鳥取で揺れた。先週は、すっかり恒例となった哲ちゃんのビニールハウスの張り替えの手伝い。 …