どんな年?


2017年になった。
しかし、明るい展望は何も見つけられないでいる。

トランプはこの一月にもアメリカ大統領に就任する。いや、ヒラリーがましだったというのではない。あの広大なアメリカで、トランプとヒラリーの二人が大統領をかけて戦う構図そのものが、劣化した人間の縮図のように見えてしまうのだ。困ったものだ。

日本では、アベが暴走を続ける。官僚が、マスコミが保身に走る。長い時をかけて人間が獲得してきたものがあるはずと思うのだが、そのすべてがどうでもよいもの、余計なもの、無用のものとして疎んじられる。

なんという時代を生きているのだろうと思う。

去年の四月に熊本で地震が起こったように、岩手で水害があったように、今年も過激な自然災害が起こるのだろう。
覚悟だけはしておくことだ。

「L'homme n'est q'un roseau」

そう、人間は一本の葦にすぎないのだから。

写真は、2017年の最初の陽光を浴びる与作とチビスケ。