朝から雪。白黒の世界。
一日、気温は上がらず。
新しい入れ歯はうまく噛むこともできずに。
「春風や 闘志抱きて 丘に立つ」高浜虚子
去年の年賀状に書いた虚子の句。
二十年前ならいざ知らず
これが去年の賀状と知って愕然とする。
何を考えていたのか。
訪米したアベはトランプの顔色を窺い
雇用だ経済だ成長だと
幻想の世界の話に終始する。
では何が現実かといえば
「やさしさの王国」への階段を一歩昇ること。
そのために英知を集め
後へと続く世代に受け渡すこと。
人類が目指す方向って
これしかないと思うが。
目の前には白黒の世界が広がる。