14夜の月と環境会議準備会


先日、苓北の哲ちゃんが来て、キュウリと米と環境会議の準備会の案内チラシを置いていった。

ぼくの仕事は看板の数字の書き換え。
去年31回目だったのが、今年は32回となる。日付が去年の7月12日、13日が、11,12と変わる。これが2枚セットで道路に立てるのが8枚。単独が1枚。Aコープに一枚。会場入り口に一枚。会場内のステージ上の分と合わせるとそれなりの分量になる。これらを準備会議が始まる7時までに仕上げる。

7時から始まった準備会議は、石炭灰の問題が大半を占める。

「エコアッシュ」という会社がある。
九州電力・苓北火力発電所から出る石炭灰を「製品」としてリサイクルすることを目的とする。石炭灰は、そのままでは産業廃棄物でしかないが、この産廃を「製品」にするのが「エコアッシュ」だ。大元は、大手ゼネコン「間組」だ。

天草は陶石の島でもある。
天草町高浜の「上田陶石」は、200年にわたって陶石を掘り続けてきた。
高浜の奥深い山中には陶石の残滓が残る。最初、上田陶石からの依頼を受けて「砂防ダム」をつくる、ということから始まった。
山中にプラント(工場)をつくり、エコアッシュの製品で砂防ダムをつくって谷あいを埋めるということだった。

最近の話で、事態は思わぬ方向に急速に進展しているようだ。
北九州に本社を置く「九州産廃」が動き出しているというのだ。
当初の上田陶石との件でも問題なのに「九州産廃」がかむことになれば、上田陶石はそっちのけで事態は進む。天草中の谷が石炭灰で埋め尽くされる将来が来るかもしれない。

新たな問題だ。