2014-11-05 街中ギャラリー『あやかし堂』 日記 彼は、もうどれくらい妖怪の絵を描き続けているのだろうか。 なぜ、妖怪なのか。 『男喰い(めんくい)』とタイトルがあった絵には、男を飲み込む妖怪女が書かれていた。しかし、と思う。 これは私たちが生きている世界そのものではないか。多分、こういうことだ。 魑魅魍魎が跋扈する世界に私たちは生きている。妖怪「アベ」は、放射能は完全にコントロールされています、と世界に向けていった。これ以上の妖怪はいない。妖怪絵描きの松本君は、今日もにこやかに妖怪を描く。「ほら、僕らが生きている世界は、こんな世界」