寒かった阿蘇
桜が咲くころは、天候が不安定になる。
4月初めの阿蘇もそうで、去年のこの時期は大雪だったとか。
今年は、寒波襲来。
展示会初日の朝は、一面に霜が降りている。
車の窓も凍りついてガチガチ。
ズボン2枚、ジャンパー2枚を着込んで寝袋にくるまっても、なお、寒い。
よくぞ生きていた、という世界。昼前から雨も降ってきた。
阿蘇の桜は満開なのだが、お客さんの出足はイマイチ。
二人の焼き物やさんと知り合った。
一人は有田で、もう一人は大分の国東半島から来たという。
二人とも初めての参加。67歳と52歳。まったく売れないと頭を抱える。
「こんな経験をいっぱい積んで、少しづつ売れていくものじゃないかな」と分かったようなことを言ってみる。
それにしても、引っ越しから阿蘇までバタバタだった。
少し落ち着いた。
家の周りでもスミレからキランソウへと移り変わる。ツツジも咲き始めた。
反対側に「福田指物」と書いてある甕の、裏側にネコの絵を描いた。表札代わりだ。