引っ越し、中日


やっと半分くらいのものが移動したか。
今日は若者が4人来てタンスを運んでくれた。ぼくは見ていただけ。

懐かしいものにも出会った。
ほぼ40年前に買ったオリベッティのタイプライターだ。これだけは、引っ越しの度に捨てられることもなく、引っ越した先の片隅に必ずある。

このタイプライターが華々しく活躍したわけではないが、ある意味でぼくらの原点ともいえる。それが暗黙のうちに分かっているものだから、いつも一緒に引っ越しをする。

もう一つ見つけたものに、NHK今日の料理の『味の仕組み』があった。
初版発行は、昭和45年とある。そうそう、ぼくは、大学の行き帰りの電車の中で教科書ではなく、この本を読んでいたのだった。NHKが、今よりもう少しだけまともだった時代でもあった。

さて、最後の写真は家の前から山へと続く道。
タラの芽が、芽吹こうとしている。

「長い竿の先に鉤をつけて手前に引き寄せるんですよ。芽だけを摘んだら、また次が芽立ちますから」
と、桐建設の社長。

さて、どんな山の暮らしが始まりますか。