不評な子守唄

坊や ねむるな
ねむれば 坊や
おまえの父さん いなくなる


坊や ねむるな
ねむれば 坊や
おまえのかあさん いなくなる


坊や よくおきき
よくみて 坊や
正しいことは とおらない


坊や この世は
悲しみ あふれ
幾百年と かわらない


坊や ねむるな
ねむるな 坊や
明日の世界が見えるまで




 全く、何でこんな詩を書くんだろう。
 ただでさえ、暗い世の中よ。
 赤ん坊は、眠ってなんぼ、の世界じゃないの。
 ああ、きっと熱のせいよ。
 夕べからの39度は、かわらないでしょ。
 熱があるときは文章は書かない。
 それでなくても、あんたの頭の中はグチャグチャなんだから。


たぶん、真実だと思います。