はいり込みネコ
ここらの人は、どこからともなくやってきて、いつの間にかいついてしまうネコのことを「はいりこみネコ」と言っている。最近、この黒猫が加わった。まだ若いオスのように見える。
今日の夕方、暗くなってからのことだ。家には、少なくても4匹のタヌキが毎晩エサを食べに来る。手羽先の先を入れた丼を持ってタヌキのエサ場に行くと、黒猫が走ってきた。今日の昼間、黒猫は姿を見せなかったので、お腹を空かせていたのだろう。しかし、ほぼ同時にタヌキも姿を見せた。黒猫は威嚇したが、タヌキにはかなわない。うなりながら退散した。
水曜日に母が入院した。
腰の痛みが限界に達していた。
3月28日で満93歳になるが、よくぞここまで一人で暮らしてきたなと思う。
父が亡くなってからでも13年になる。
青春の時代を戦争とともに過ごした、昭和2年生まれの典型的な昭和娘だった。
病院から見える不知火海の光景。