2015-03-03 スミレ 詩 スミレは孤独だ 荒れ地に根付き 春に 一輪の花をささげる だれに? おそらく 創造主たる神に孤独であることと スミレがスミレの生を生きることは 当然の糸でつながっている スミレは孤独の中にあって 満ち足りている だれもスミレの幸せを奪うことはできない なぜなら スミレは今ここにあるから 一切の差異を超えて 生きているのだから次にめぐり来る春には やはり スミレは孤独な花を咲かせるだろう