香り

今日予定していた実行委員会が中止になった。
竹とんぼづくりにも飽きて、以前書いたものを読み返していたら、こんな詩があった。

自分で書いたものながら、どこかなつかしい香りがする。


   願い

おいしいものが食べたいね
おとうさん
すこうし甘くて
サクサクしていて
たとえば
たとえばさ
虹のドーナッツ

おいしいものが飲みたいね
おかあさん
海と森とにあふれる霧を
ぎゅっとしぼって
たとえば
たとえばさ
霧のレモンティ

楽しい歌うたいたいね
おねえさん
野山を吹きわたる風と
ひとつになって
たとえば
たとえばさ
風のシンフォニー