2011-11-11 予言 詩 枯れた土地を やせた子どもが歩くだろう レンガ色の太陽が 壊れた家々を染めるだろう 乾いた風が 怒りにまかせて吹き荒れるだろう それから さらに 多くの人が 白い風となるだろう 哀しみとともに 怒りとともに 足下で たくさんの屍の砕ける音 暗闇で 静かなすすり泣きの声 私は歩いている 両手で耳をふさいで