命の歌


ね 白い砂の上
あたしは根付いた
砂の中に
あたしは根を張る
もっと深く
もっと広く


あたしは受け継いだ
塩から細胞を守るすべを
地上にとって辺境の砂浜は
あたしにとっては楽園
暑い日差しは
かあさんの匂い


ね あたしは根付いた
小さいけれど
あたしは強い
砂の上で
あたしは命の歌を歌う