竹灯り幻想
雨が降らなかったので、先週に続いての山行き。
竹との格闘。それにしても、きりがない。7月に行ったきりの「畑」は、かくのごとし。
かって、ここが畑であった証しはどこにもない。足もとを見ると、小さな青い花びらが無数に落ちている。葛(クズ)の花びらだ。山全体を覆い尽くす勢いで、蔓を伸ばしている。葛の生命力には、ただ、ただ、脱帽。
ここは来月に回そう。もう少し涼しくなるし、一日中、大鎌を振りまわすには、来月以降が具合がいいだろう。
帰りの、日当たりのいい細道ではゲンノショウコがピンクの花をつけている。荷物を置いて、記念写真。
家へ入ろうとしたところで、近所の女の子に見つかった。
「おじちゃん、チイちゃんと遊んでいい?」
「いいよ」
「おじちゃん、なに持ってるの?」
「竹だよ」
「ふうん。竹でなに作るの?」
「今日は灯り」
「明日、見に来ていい?」
「いいよ」
で、ニイちゃんと子どもたちの記念写真。
さて、秋の始まりの夜は、できたばかりの竹灯りで幻想でも見ますか。