2010-04-03 チームクロスケ 詩 朝になっても太陽は出ず 雲は幾層にも厚みを増して 湿った風が地を這う 歌いながら行きなさい こんな日だからこそ 母が言う 途中雨になったら 雨宿りすればいい 父は言う きっと帰って来れるよ 僕が帰るようにさ クロスケが言う 彼は今日入院して 明日腫瘍摘出の手術を受ける 日差しはないのに 眩しそうに片手を挙げる ああ みんなありがと 行ってくるよ