雨の誕生日 



 昨日の朝は雨の音で目覚めた。
 雨は、ほぼ一日降り続いた。
 そして、今朝もまた、雨の音で目覚めた。
 昨日とは比較にならないほどの雨が降り出した。時間雨量は、30〜40ミリになるだろう。


 10月の中旬から晴天傾向が続いた。秋らしいさわやかな晴天だ。これは10月中続いた。順調に秋は深まっていくようだった。朝晩の冷え込みにズボン下を引っ張り出した。11月の初めには灯油も準備した。
 ところが、この頃から季節は逆回転を始めた。暖かくなっていくのだ。雨の今日も気温は21℃ある。
 
 11月25日は、路木ダム裁判で福岡高裁に行かねばならない。
 原告が要求している今本博健京都大学名誉教授と蒲島熊本県知事の証人採用がなければ今回で結審だろう。判決は、年が明けて一月か二月の公算が大きい。
 それにしても、昨年二月の熊本地裁の判決は画期的だった。


「本件整備計画等の作成及び本件計画規模(本件治水安全度)の決定の際、県知事には、もっとも重要な考慮要素の1つについて重大な事実誤認があったというべきである。それどころか、県知事は、『路木川では昭和57年7月豪雨の際においても堤防の決壊や路木集落における家屋の浸水被害は発生しなかった』という過去の洪水被害状況を全く考慮することなく、本件整備計画等を作成したものであって、本件整備計画等は、河川法16条2項や施行令10条1号等に違反して作成されたものといわざるを得ないのである。 …以上の通りであるから、本件整備計画等は、重要な事実の基礎を欠くものであり、県知事の裁量権の範囲を逸脱し又はこれを濫用したものとして違法である」 (一審判決文)

 その路木ダムに接して古江岳がある。古江岳の頂上には古江大神宮という古い神社があって、さかのぼれば平安の時代にまで至るといわれている。12月5日(土)には、ここを中心に自然観察会がある。翌日はシンポジュムだ。




 写真二枚目は、ハマサジという塩生植物。写真の三枚目は、路木川の川プール。最後の写真は、古江岳の頂上から見る不知火海


 漠然と頭の中にあったものを形にした。なんのことはない。プッと吹き出したくなるような「ホース置台」だ。

 まあ、見てやってください。誕生日の制作です。