タラの木の花



山の家に来てタラの木が身近になった。
今年の春には若葉をてんぷらにしてよく食べた。
そのタラの木が夏の日差しを受けて、花をつけた。去年はこの花を見た記憶がない。
タラの木は、若葉を摘み取るとそこから新しい芽を出す。今年は、家の周囲にある10本くらいのタラの木から、それぞれ2,3回は摘み取った。
そういえば、去年は今年ほどタラの若葉を食べなかった。


さ、八月になった。
あらゆるものが蒸気となって拡散する夏も最盛期をむかえ、やがて、結実の、収束の秋へと向かう。
しかしそれは、夏に準備されたものだ。
この夏、私は何を準備したか。

京劇役者のようなチビスケの顔。