阿蘇たかもり アート&クラフトフェア

 行ってきました、阿蘇高森へ。天草から車で3時間半。金曜日、延々と走りました。阿蘇の外輪山のネコ岳のふもとが会場です。桜は、まだ、つぼみのままです。途中までは満開なのに。
出展ブースの数は、40。おれのブースは、A-2。両となりは女性。右隣は、焼き物、左には、手作りの洋服を売る女性が二人。前には山口県から来た焼き物屋。その隣は大阪から来た木工職人。その隣は神戸の彫金師。頭がくらくらします。
で、おれはというと、「流木生活・アトリエクロ」という看板というのか表札というのか、そいつを海で拾ってきたままの木の枝にかけて、ただ、ただ、座っていました。
売れたかいって、ノン、ノン。10点くらい売れて、一万円くらいです。ちょうど、出店料の分です。往復のガソリン代と飯代は赤字。まったく、なにをやっているのか。
ただ、いくつかの出会いはありました。八代から来ていた「いぐさ職人」の夫妻にはお世話になりました。彼女は、2日間、昼飯のおむすびをつくってくれました。
山口の焼き物屋は、東京の武蔵小金井で20年間、演劇をやっていたそうです。口八丁、手八丁です。
右隣で焼き物を売っている女性は、なんと天草出身でした。おれの展示物を見て、
「アハハハ。おもしろい。安すぎる。アハハハハ」。
そんなの、知るか。