ハモの顔。

漁師さんからハモをもらいました。
それで、はじめてハモの顔をまじまじと見ました。
びっくりしたのは歯です。
上あごでは、周囲の歯は退化して、中央に一列、鋭い歯が並んでいます。
下あごには、先端に牙が2本。
こんな口でパクリとやられたら、どんな魚だって逃げようもありません。
捌くのも初めてでした。
教えてもらったとおりに、まず、開いて、皮側に熱いお湯をかけてぬめりを洗い流します。
それから骨切りをしながら、一口大に切り離していきます。
それを塩水へ。
もう一度、よく洗ってから、沸騰したお湯で湯がき、氷水につけて出来上がりです。
味は、これがおいしいのです。
淡白なのにコクがある、といいましょうか。
ハモを漢字で書くと魚偏に豊か、その意味が少し分かった気がしました。