不当判決

昨日の朝は7時に鬼池港に集合。
天草からの参加者9名。10人乗りのレンタカーを借りた。
天草は、朝から小雨が降り続いている。地震被害で渋滞する熊本を避けて、諫早から長崎自動車道にのり、鳥栖九州道に合流しようという計画。こちらも小雨が降っている。途中、「災害派遣」の横断幕を付けた自衛隊のトラックと会った。長崎方面からやはり鳥栖を経て、こちらは熊本に向かうのだろう。

高裁到着は12時ごろ、雲が多いものの晴れている。

この写真の中央には、実はカメが頭を出している。
福岡高裁のある城跡の蓮池の中の光景。
2年の間に9回目となった、いつもの門前集会を終えて、いざ、法廷へ。

法廷で裁判長が読む判決に耳を疑った。
「…一審判決を棄却し…」
住民側の逆転敗訴の瞬間だった。無表情の能面のような顔の裁判長は、判決文を読むと席を立った。この間、一分。

弁護士会館での報告会。
「一審判決がひっくり返ったということですか」
「そういうことです」と市川弁護士。
「路木ダムは県営ダムですが、8割は国からの補助金が出ています。
虚偽の申請で補助金を出した国からの圧力があったのではないかと思いますが・・・」
最高裁へ上告と同時に会計検査院に資料を提供することも考えられます」。市川弁護士。

帰りの道中では、ゴミ収集車の一団と並んで走った。ここにも「災害派遣」の文字。
口之津発18時30分の最終フェリーで天草へ。

いや、いや、くたびれた一日でした。