うるんだ目

Kurosuke2012-04-20




高校生の頃、君はうるんだ目をしているといわれた。
その意味がよくわからなかった。
最近、わかった。要は、泣き虫なのだ。一日の半分は、泣いている。
涙をふくティシュペーパーがはなせない。
人生は悲しい。
喜びと悲しみを秤にかけた事があるかい。秤は悲しみに傾く。
悲しみを受け止める感性が、強かったのだろう。そういう人間も、また、いたのだ。
そして、それだけのことだ。

わたしはわたしのことを説明するのに、畳半畳もいらない。
そこには、こう、書くつもりだ。
「悲しかったが、うれしかった。そして、ありがとう」