じいちゃんがナイフと彫刻刀で変な顔を彫っていた。顔の面積の半分が鼻なのだ。 じいちゃんは彫りながら、ぶつぶつ言っている。しばらくのぞいていたが、おれは指をなめて、そいつを眉にこすりつけてから、思い切って聞いてみた。 「だれの顔?じいちゃんの…
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