日記

春霞

さあ、春ですよ。 どこか遠いところからささやく声がする。 これから先、どんな春を過ごし どんな夏を迎え、どんな秋を待つのか。 それにしても 春はかなしい。 厳しい冬を懸命に生きた命が力尽きるのが、春だから。 春霞は、生と死の境界をも あいまいにし…

潮騒

地域の雑誌(年一回発行)に『潮騒』というのがあって、ぼくもこれまでに幾度かつたない詩をのっけてもらった。 先日、『潮騒』の編集委員をやっている知り合いから、詩を出してくれないかと電話があった。ぺージが余っているのだという。来週の水曜日くらい…

『華氏911』

マイケル・ムーア監督の『華氏911』を久しぶりに見た。 見ながら、これは最近の、この国の状況に似ていると思った。国民を不安な状態にさせる。貧困家庭の子どもたちを軍隊へと導く。 世界には、富裕層と貧困層がいて、そもそも貧困層の人の命を命と思わない…

 時間と時と

まもなく2018年が終わる。 地球が太陽を回る。一周して一年だ。 ぼくは、1951年の生まれだ。生まれて10年ほど経ったころに思った。「2000年までにまだ40年ある」と。 しかし、まもなく2019年になる。 それからしばらくして、明治維新から100年だと言われた。…

久々のシャンプー

久しぶりに髪を洗った。 この前洗ったのは、12月10日だった。その前は、11月5日。 寒波襲来中のなか、決死の覚悟で髪を洗った。髪を洗うことに集中しすぎて、髭をそるのを忘れた。 そんなものだろう。そういえば、以前書いたものに風呂嫌いのじいちゃ…

アリとキリギリス

生産性とか経済性とかに特に疑問を覚えるこの頃です。 思えば、生まれてこの方、ずっと 不器用でぎこちない生き方をしてきました。カミさんには、ほんとすまないと 思います。 今日は一日冷たい雨が降る寒い日で、軒下の作業場も使えません。 古い文章をひっ…

香り

今日予定していた実行委員会が中止になった。 竹とんぼづくりにも飽きて、以前書いたものを読み返していたら、こんな詩があった。自分で書いたものながら、どこかなつかしい香りがする。 願いおいしいものが食べたいね おとうさん すこうし甘くて サクサクし…

『天の魚(いお)』天草公演

今日の公演のことは、7月の環境会議の際に番園くんから聞いていた。 胎児性水俣病患者の孫と暮らす年老いた漁師が語る一人芝居だ。 それにしても時間が経った。 『苦海浄土』の作者である石牟礼道子さんは、今年亡くなった。砂田明さんが演じ始めたのは、1…

なにものにもならない

陶磁器展が終わった。 ぼくは竹とんぼと竹の犬と竹の人形と、それから、ゆらゆらトンボを売った。 5日間の売り上げは、約45000円。このうち8割は竹とんぼだった。 一本が200円の竹とんぼを200本近く売ったことになる。 この間、ずっと考えていた。 な…

寒い朝

良く晴れた日の朝は冷える。 冷えると露が降りる。 車に置きっぱなしのカメラのレンズにも露が付いていて、朝日を浴びるチビスケもこの通り。 11月1日からの『大陶磁器展』がせまっていて、そこのエントランスホールで竹細工を展示販売する約束をしたぼくも…

 発明家の倉地さん

なぜか、最近、倉地さんのことを思い出している。秋になったせいか、台風が過ぎ去ったせいか。それとも、明日、集会があるせいか。 集会で会うたびに彼は「腕輪」をくれる。腕輪には着色された「波動液」が入っている。 波動? 例えば、それはこんな具合だ。…

軒先の仕事場

太陽の高度が低くなってきた。 夏の間はここまで太陽の日差しは届かなかった。 暑いながらも日陰で仕事ができた。 それが、この通り。 9月の下旬とはいえ、晴れると暑い。もっとも、この暑さも明日の昼までだろう。その後は台風の影響が出てくる。 その台風…

筋肉痛

昨日、苓北の哲ちゃんのビニールハウスの張り替えの手伝いをした。かまぼこ型のハウスは約70メートルの長さがあり、それが3つ連なっている。昨日は一日、ビニールを張る前の、かまぼこ型ハウスの鉄筋の上にいた。このところ、細かい手作業ばかりで、徹底…

季節はすすむ

最初の写真は、彼岸花のつぼみ。 次が、色づき始めたムラサキシキブの実。殺人的な暑さもようやく終わろうとしている。 沖縄では知事選挙が始まった。 宗教団体によるデマ攻撃がすさまじいようだ。 「オール沖縄」が勝利できるか、どうか。これはアベ3選以降…

改めて、災害列島

9月4日、台風21号の猛烈な暴風雨と高潮が関西を襲った。そして、5日午後、5人だけの会議が終わって外へ出たら、秋の雲があった。ようやく暑い夏が終わる、と思った。会議は、7月の西日本豪雨被災地の報告会を天草でもやることになって、その打ち合わせだっ…

まだまだ、暑い 

天草は、まだ暑い。 この執拗な暑さは、3選に執着するアベのようだ。写真は、今日の雲仙普賢岳。 漫才「ゾワゾワ」 「暑さ全開でございます。地獄のふたも全開でございます」「おい。聞いてくれ」 「なんや。ネコが風邪ひいたか?」 「ちがうわい。昨日、食…

残暑お見舞い

カフェ・オ・ラ・オ・リ 昔むかし、大学でフランス語をとっていた。授業中、フランス語の先生が語ってくれたことがあった。「フランス人は、朝、ベッドでコーヒーを飲むのだ。朝起きたらまず、台所に立つ。寝巻のままだ。そこでコーヒーを沸かす。一方で牛乳…

なんかな〜

最近、こんなものを作っている。 十一月に『大陶磁器展』があって、出店依頼があった。焼き物ではない。犬だか馬だかわからない竹で作った小物を売る。 以前は、陶磁器展とは別の場所でやっていたものを去年から同じ会場の空きスペースを利用してやっている…

環境会議終了

35回目の環境会議が終わった。今回特筆しなければならないのは、若い研究者が四人も参加してくれたことだ。しかも、あの大雨の中、東京からだ。 このことだけでも35回続けてきた意味があった。もちろん、今回は竹下景子さんの参加も大きい。 彼女は原田…

災害列島

雨が激しくなったり、弱くなったりしながら降り続く。 それも、日本中で降り続いている。明日、明後日まで続くと予報は言う。 去年の朝倉市の豪雨から丸一年が経った。 気候の変化が激しくなったと感じる。冬は寒いし、夏はますます暑い。雨は激しく降り、台…

台風5号

今、沖縄の東にあって、北東の方向へ進んでいる台風5号。どうやら日本列島に沿って太平洋を北上するようだ。 今年は台風の発生が少ない、とは、先月苓北の漁師の田嶋さんが言っていた。そして、こういう年は被害をもたらすような台風が来るものだ、とも。 …

第35回天草環境会議

これは竹下景子のサイン入り色紙。 春の頌徳祭で苓北に行った際に事務所で見かけた。色紙には、2017年11月27日とある。 昨夜、環境会議の準備会があり、その謎が解けた。 原田正純さんと竹下景子さんは知り合いだった。おそらく「水俣病」を通してだろう。 …

晴天も今日まで

五月になって、ぼくが心待ちにしていた花が咲き始めた。 この花。 それと、スナップエンドウが食べごろになってきた。雨が降り出す前に収穫しよう。 それにしても昨日の国会。 ヤナセ氏の参考人招致の茶番。アベ首相や内閣を守るというヤナセ氏の気持ちが伝…

潜れ、もぐれ

じいさんは 「ついてこれるか「」というと 服を脱いで 海へ飛び込んだ しかたがないので わたしも飛び込んだ どんな意味があるのか 何のためなのか わからない じいさんは 潜っていく ひたすら深く深く 潜っていく じいさんは 海底に着いた 砂を一掴み そし…

大潮

少し霞がかってはいるが、好天。気温25℃。 潮が引いた砂浜は、潮干狩りの人で賑わっていた。 ここ何年かは、マテ貝がよくとれている。マテ貝というのは、細長い二枚貝だ。これをとるには、鍬と塩があればいい。まず、鍬で砂の表面を薄くけづりとる。マテ貝の…

新緑の季節

一月に降った大雪で折れた楠木が、残った枝に柔らかい新しい葉をつけた。 新たなステージが始まっている。 カミさんは、今日新しい高校の初日。 少々緊張気味の顔で帰ってきた。 ぼくは一日、やはり、雪で折れた樫の木をノコギリで切り,運んで、ひたすら燃…

三月最後の日

そ、明日から四月。 この花を天草ではイワウメと呼んでいる。 六月に酸っぱい赤い小さな実をつける。 こちらは野イチゴの花。 今年はこの実を集めて、ジャムを作ろう。 のどかな晴天の日が続いている。 この陽気、この後4,5日は続くそうな。おととい、ハシ…

ヤモリ見参

気温が20℃を超えて暑いくらいだと思っていたら、台所の窓に今年初めてのヤモリが現れた。 桜は、満開。 カミさんは、今日、退任式を迎えた。 大量の花束。 四月から新しいステージへと旅立つ。 一歩一歩、前へ進もう。

さみしいね 春

あんなに待ち望んだ春なのに 春はさみしく 悲しい 春霞の空も 路傍の花も この後 あと幾度 春を迎えられるのだろう さみしいね 春

ようやく春

季節が動き始めた。 ウグイスも鳴き始めた. タラの木の芽が顔を出した。 こんな感じ。 ネコ認知症気味のチビスケは、ホースの前で水を待つ。